フカフカなお布団に入る瞬間~
いつ思い出しても気持ちいいですね。
そのためにママは、とっても重労働だけど、昼間せっせとお布団をお日様に当ててくれます。
夕方、日が沈むと気温が下がって相対湿度が上がるので、布団が湿気ないうちに部屋にしまいます。お布団はかさばるので、きちんと畳んで押し入れに~。
そして夜寝ようと布団を敷くと、あのフカフカさはどこへやらそれどころか逆に何か湿っているような感じさえします。
お客様用のお布団を出した時も同じです。
これは家の中の水蒸気が外へ出ていく時に、お布団自体が断熱材となり部屋の暖かさを断熱してしまうので、お布団の中で結露が起こる現象です。
せっかくのフカフカなお布団をそのまま寝る時までフカフカにしたいというのが、みんなの願い。
やり方は簡単。布団を押し入れにしまわず、そのまま部屋に広げておく。
え?それじゃダメ?
だったら、外壁に面している押し入れにしまわないこと。
つまり、外壁側にある押し入れは、布団だけでなく、衣類や本も入れると結露します。
本棚やタンスも外壁側に置いちゃダメってことです。
これを知らない住宅会社の押し入れは全部外側にあるので要チェック!
その家買っても押し入れ使えないよ~。
上の写真は、愛知県のある公営住宅の押し入れ。
東京の有名な建築家の設計だと市役所の人が言ってたけど、実際の家は結露がひどくて、家じゅうの壁と壁の中にカビがびっしり。
押し入れの外に面した方(写真の左側)は、水が流れたような跡があるほどひどい結露しているけど、右側の壁は新品同様。なぜかと言えば右の壁の奥は隣に部屋があって外じゃない。
つまりどんな有名な設計士でも、外壁側に押し入れは造っちゃいけないってことなのです。
あまりに押し入れが湿気るので、薬局で水とり○○さんを買ってくる。
しばらく置いておくとタップリ水が取れるので、なんかうれしい(笑)
そんな経験ありませんか?
じゃあ、どれだけ置いとくと水が取れなくなるのか?
水とり○○さんが結露させて湿気を取っているということは、その周囲の空気から水蒸気が無くなった。つまり除湿したことになるので、さらにその周りの空気から水蒸気が補給される。
そのあたりも除湿すると今度は押し入れの外から水蒸気が補給される。
エンドレスに水取りは続くのです。つまりめちゃめちゃ無駄なことをしてるということに気が付きましょう。
冬は大気が乾燥しているので、家の中は加湿がとても大事。でも加湿すると押し入れやサッシが結露するからしたくないというママがいますが、家族が健康に暮らすには冬の加湿は暖房と同じ位必要不可欠。
もしこれから家を建てるのなら、どんなに加湿しても結露しない家を建てましょう。