だまされないで、

シロアリは怖くない

本当に怖いのは薬剤その2

お待たせしました。一年ぶりのその2になります。

まず毎年五月の十日を過ぎた頃、家から大量のシロアリが飛び立ちビックリしてシロアリ防蟻会社に電話してしまう人がたくさんいますので、ご注意ください。

 

前回は、防蟻薬剤の人体への影響についてまででした。今回はどうして防蟻処理は必要ないのか?

その1、人体に影響のある薬剤まで使って防蟻処理をしたのに、シロアリが発生することがある。

シロアリは何種類もいるのに、そもそも全部が防できる薬はないから、防蟻処理した家からもシロアリが出るんだと気づきましょう。

しかも最近は五年保証が付いているから、シロアリが出たらもう一回人体に影響のある薬を床下に撒いてくれるので、また室内の化学物質の濃度が上がります。

 

その2、シロアリ被害のほとんどは軽傷。

シロアリに食べられて倒壊した家を聞いたことがありますか?虫を生理的に毛嫌いするところに付け込んで薬を撒こうとしますが、シロアリが柱一本食べるのに二~三年では無理。羽アリが大量に飛び立っても実際に被害はほとんど軽傷。その3:発見してからでも十分間に合う。

羽アリが飛んで連絡があると百年の家も調査に伺いますが、どこに巣があるのかもわからないうちに床下全部に薬を撒くなんて巣が家の外にあることもよくあるのでアウトです。被害を確かめ大丈夫なのを確認したら、巣の場所の特定が先。シロアリは用心深く刺激すると通らなくなるので、巣が特定できなくなります。

巣を特定したら巣ごと駆除して、家を直すのはそれからでも十分すぎるほど間に合いますし、場合によっては、一年様子を見てもらうこともあるくらいです。その4:その1から言っているように薬剤は健康被害があります。

人体に影響ないって昭和の時代から聞いていますが、十年ごとに使っている薬剤が禁止になり、効き目の弱い薬に変わっているのが実態です。しかも禁止になった薬剤をつかった家にそのお知らせはきませんし、実際には薬剤の効き目がなくなるまで20年はかかります。なのに保証が切れるとまた散布にきます。どこが健康住宅なのでしょう?

シロアリ屋さんが再散布で床下に潜るのも相当な危険を伴いますが、知ってて潜っているのでしょうか?心配です。

 

百年の家では、人体に影響のある防蟻処理を一切禁止しています。シロアリ防蟻処理をどうしてもやりたい人は、他のビルダーに頼んでください。私たちはビルダーの責任において、被害があることを知った上で床下に毒を散布できません。

その代り、薬剤を使わないで防蟻をしています。薬剤に頼らず物理的に侵入を防ぎます。自然の柿渋も自然の毒なので使いませんし、炭が効くとかの根拠のない迷信も信じません。シロアリが床下の炭で蟻道を作ることを我々は知っています。

 

今までのシロアリの侵入口を物理的に無くし、それでももし侵入した場合は、容易に発見できる構造で、被害がでたら巣の特定をし全滅させ修理が必要なら直します。

必要以上に怖がる必要はありません。百年の家なら安心して永く住んで頂けます。