contents

2019年フライングぎみに花粉症スタート

3/20から2019年花粉症がスタートしました
花粉症という言葉がまだ無かった三六年前から花粉症の私です

さて、20年前の材木屋時代は工務店さんに、気密なんて窒息しそうな家なんてたてるかっ!と良く怒られたものですが、そういう工務店さんは大抵、外の冷気が普通に入ってきてしまう、家の外と中の区切りがない家を建てていました。
いまは少しはマシになりましたが、それは工務店さんだけじゃなく、有名ハウスメーカーも殆ど同じです

花粉は隙間から侵入するから気密性能

同じかどうかを比較するのが気密性能で、これは住宅完成時に実測して数値化します
全ての住宅には24時間換気が義務付けられていますから、
気密性能が良い悪いによって、24時間換気で指定した給気口から空気が入ってくるか、全く関係ないところから入ってくるかが変わります

どうしてそこにこだわるのかと言うと、24時間換気の給気口にはフィルターが付いていて花粉やホコリなどを除去してもらえる仕組みだからです
※このフィルターの善し悪しでかなり変わってきます

気密が違うと隙間風がちがう

家中の窓を閉め切って暮らしていても花粉が入ってくる
もし24時間換気を止めても花粉が入ってくるのが今の普通の家※C値=5.0で、高性能住宅※C値=2.0以下でもフィルター経由は50%程度、でも半分にしてくれるって随分とラクです

これをもっと防ぐには、C値=0.36以下の超高性能と花粉を通さないフィルターが必要ですが、
しかしながら、一般的な問題が2つあります。

侵入させないのはかなり高いレベル

換気システムで別売の高性能花粉フィルターはあるのですが、濾過粒度を表しているメーカーがないので、これでは、どのくらい花粉が除去できるのかの判断がつきません
花粉の大きさは20μmなので一般的にはそれ以下の濾過粒度が理想

もうひとつは気密性能=0.36以下の実現。これは事実ぶっ飛びの難しさです
もし普通の家で20μmのフィルターを付けると、
このフィルターから空気が入ってくることはなく、隙間からはいりますので意味がありません

百年の家は0.36以下の気密性能と濾過粒度10μmのフィルターでクリアしていますので、花粉症の方もずいぶんラクに暮らせます