リビング階段の失敗
高度成長期に建てられた新築、注文住宅、玄関に入ってすぐに階段があった時代
子供が外から帰って、2階の自分の部屋に上がってしまうと、いつ帰ってきたかわからないから
リビングに階段をつければ、かならず家族がいる場所を通るようになる
「どうです？今はやりのリビング階段にしませんか？」
「それいいですね～お願いします！」
と夢を描いて新築した人は、すぐ次の冬に後悔した。
リビングをいくら暖房しても、すべての暖気は階段から2階へ上がってしまい、部屋が全く温まらない
暖房費がめちゃくちゃかかる
寒くて寒くて仕方ないけど、今さらどうしようもない
家の性能や間取りを知らないハウスメーカーさんだと致命的になる良い例です
※今でもよくありますからお気を付けて
※偽物の「吹き抜けのお風呂」もあるので気をつけてください
吹き抜けの失敗
高い天井に伸びる黒い薪ストーブの煙突が
天然木のフローリングや白い珪藻土、ストーブ裏のレンガにマッチしてカッコいい
これこそ注文住宅
「薪ストーブの炎を見ながら家族で団らん、いいでしょう」
「それでお願いします！」
と夢を描いて建てた人は、すぐ次の冬に思った
薪ストーブのある部屋と２階は暖かいけど１階が寒い
実際1万kcal/h以上のハイパワーを使っているのに寒い部屋がある
2000～2200kcal/hのエアコン１～２台で家中が温かく暮らせるのに
プロでもこれがおかしいと思わない方がたくさん
一体どちらがエコロジーなのかわからなくなりますね
断熱や気密、流体を知らないハウスメーカーさんによくある例です
※今でもよくありますからお気を付けて
家が寒いのは万病のもと
日本のヒートショックの年間死亡者数は現在、
狭義では１７０００人、広義では２２万人ではと言われています
※慶應義塾大学 伊香賀俊治氏がまとめた厚生労働省の資料による
狭義とは、1年間でお風呂場と脱衣場で倒れ、救急車で運ばれて24時間以内に亡くなった65歳以上の方の全国推計
広義とは、厚生労働省による調査で、全国で夏と冬で季節変動がみられるいくつかの疾病の死亡者数を比較した時に冬が22万人多いという統計
この統計結果が冬の外の寒さとか、家の中の温度差が原因ではなさそうなのは、北海道が一番左にあることからよくわかります
外気温が一番低い地域が身体に一番寒さの影響が少なく、対して右側には関東以南の温暖な地域が並びます
これら広義のヒートショックの原因は未だに家の中の温度差と言われていますが、
2004年からこの問題に取り組んで来た百年の家の見解は全く違います（⇐キッパリ）
「温度差を無くそう～」
そう思っているうちは解決できません
温度差ではなくて、ただ「室内が寒い」
本当の原因は、ただひとつ「家の中が寒いのです」
そして家の中が寒い要因は２つ
- 家の性能がとんでもなく低いこと
- だれも暖房しないこと
先進国の中で日本だけがとんでもなく寒い冬を過ごしています
外気温がもっと寒い国もありますが、そういう国は家の性能が悪くてもちゃんと暖房しています
ヨーロッパへ北欧へ行っても、家は築何百年なのに寒い家なんてありません
日本は四季があってとてもキレイな国
逆に言えば、我慢すれば冬が過ごせてまう
もったいない文化、我慢は美徳、すばらしい～と美化してきた結果
家の中の寒さが原因で２２万にも影響がでている
これをそろそろやめませんか
だって寒いのイヤでしょ？みなさん
日本初！ヒートショックが起こらない家は「お風呂の天井が無い家」
だから百年の家はお風呂の天井を無くしました
天井がないってどういう事？
え～寒くて入れない
結露でびしょびしょになりそう
と言われますが、安心してください全くご心配ありません
むしろ、お風呂が一番温かくて快適、夏ならお風呂が一番涼しい
結露でびしょびしょなのは今のお風呂の事じゃないですか？
暖かいから壁が濡れてもすぐ乾きます
乾いてしまえばカビも生えにくくなりますのでお掃除もらくらく
これでお風呂と脱衣場は家の中で一番温かい場所になります
つまり部屋との温度差がないのでヒートショックは起こりえません
寒い冬、毎晩のように近所に響く救急車のサイレン
子供の頃可愛がってくれた近所のおじちゃん、おばちゃん
同級生のお父さん、お母さん
自分の父親、母親、祖父、祖母
この身近な命を守りたい
そのためにお風呂の天井が無い家を建てています
これって日本初です
世界初ではないんですね
フィジーあたりのお風呂はこうです
暖かければ天井なんか無くたって何の問題もないってことです
家の性能を飛躍的に向上し、
みんなが夏のようにきちんと暖房すればヒートショックなんてそうそう起こらない
それは南の国が証明してくれています
それが出来ているから百年の家のお風呂には天井がないのです
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