地球温暖化時代の家づくり6

岡崎市で台風に強い家なら百年の家

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戸建て木造住宅の浸水被害の復旧に向けて

台風19号の被害は甚大ということが日に日にわかって来ています
50か所以上で氾濫が起こり、土砂崩れは無数、100名近い方がお亡くなりになり、農業や漁業の被害額は数百億
被災された方々に心からお見舞い申し上げます

なんとしても復旧し、一日でも早く元の生活に戻りたいと願われていると思われますので、
戸建て住宅の場合の最重要点と、ほかっておくとどうなるか?、復旧の考え方を記載します

2つの最重要ポイント

【最重要1】一番先に住宅に掛けている火災保険などを知る

・保険会社に連絡し、自宅がどこまで保証されているのか最初に確認、必要なら調査してもらいます

・順番なので早く連絡すること

・保険金をスムーズに受け取る場合は、見積もりや写真が必要です

【最重要2】構造体に影響があるかを調べる

・住宅の被害状況が基礎や構造躯体に影響がある場合、建替えや大規模リフォームを検討します

⠀⠀

浸水をほかっておくとどうなるか?

 

  1. 床下が浸水
    • 木部
      • 放置すると木部が腐ったり、金物が錆びたり、雑菌やカビの繁殖など衛生的な被害が起こる
    • 温水管
      • 保護断熱が無くなり、錆が発生、冬期に凍結、配管破裂などが起こる
    • 設備機器
      • ショート、漏電被害、動作不良が起こる
  2. 床まで浸水
    • 木部
      • 含水率により腐朽やカビの発生
      • 金物が錆びる
    • 断熱材
      • 断熱性能が無くなる
    • 設備
      • ショート、漏電、動作不良
    • 壁まで浸水
      • 外部通気層
        • 通気が妨げられると壁内の湿気が排出されず壁体内結露が起こり、躯体の耐久性が低下する
      • 断熱材
        • 断熱性能が無くなり、結露が発生する
      • 設備や配電
        • ショート、漏電、動作不良、配管破損、水道管の凍結など

復旧のポイント

ポイント1

壁まで浸水した場合、床や浸水した壁までをなるべく早く剥がした方が、あとの行程がラクに早くきちんとできます

ポイント2

床上浸水すると多くの場合、床下も浸水していますので、床だけ掃除しても元にはもどりません。
この先も長く住むことを考えると、重要なのは掃除しにくい床下や壁の中の正常化です

ポイント3

家具や家電などは、掃除すれば使えるかどうか判断が必要で、火災保険で家財の特約を付けているかどうかで判断が変わる点です

ポイント4

使えないものは新品に交換
使えるものは「清掃⇒消毒⇒乾燥」でサビ、腐朽、カビを防ぎます
2003年以降の合板フローリングや構造用合板は水に弱いので、交換をお勧めします

ポイント5

良くわかっている工務店さんの指示で行うことが重要です
知らない人が断熱材を抜くと壁全部をとってしまったりするので注意しましょう

百年の家プロジェクトの願い~家守りの復活~

百年の家プロジェクトは、日本に昔からあった「家守り(いえもり)」を復活させたいと願っています

家守りは文字通り、地域に起こる災害の際、その家を守ってくれる人で、地域の大工さん、工務店さんがその役を担っていました

高度成長期で日本の家づくりは大きく変わり、日本ではハウスメーカーという大企業が成長し、頼む人が多くなった結果、地域の家守りは居なくなり、大規模な災害が起こる毎に、ブルーシートの張り方を知っている人がいない、修理する職人さんがいない、ボランティアに頼る、いつまで待っても修理できない現象が起こっています

そんな大変な中でも、家守り意識をお持ちの地域工務店は、自分のお客様のみならず、地域の為に尽力を尽くされている方がたくさんいます

でもハウスメーカーさんは被災者で、メーカーの職人さんは外注ですから、そもそもそんな責任もないので、実質、地域のお客様が一番困っているときには何もできないのが現状です(※もちろん頑張って支援されておられる方もいらっしゃいます)

地域のビルダーや工務店はもっと強くならなければならない
大工さんが9万人から3.5万人に減る中、もし居なくなってしまったら誰がその地域を守るのでしょう
だからこそ、ハウスメーカーさんに負けないデザインや性能、耐久性、長期メンテナンス体制といった魅力が、家守りの意識をお持ちの地域ビルダーや工務店に必要なのです

皆さんからご指名頂けるような災害に強い、魅力ある地域の家守りを育てるのが、百年の家プロジェクトの重要な目的の一つです

マイホーム計画中の人に知って欲しい

あなたが素敵な家を建て、幸せに暮らすために必要なことは

・住宅会社のチラシを集める

・どんな工務店があるのか検索する

・インスタでマイホーム建築中をフォローする

・マイホーム を建てた友達に聞く

・住宅展示場に行く

・見学会を見に行く

・予算を決める

ではありません🙅‍♀️❌

あなたが最初にしなくてはならないのは、

【家族に家の何が影響するのかを知ること】です💡

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10月26日 愛知県岡崎市
11月10日 新潟県新潟市
11月16日 群馬県高崎市
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11月24日 愛知県岡崎市
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