近年、夏が過ぎた頃に決まったように畳がカビ臭いという相談が来ます。

これは、ひとえに高性能住宅が増えたからですが、家を温かくするためにする色んな仕様が畳に悪さをします。

はてさて?ところで畳がカビ臭いのは最近の話でしょうか?

昔は、一年に2回、外で畳を干しました。それは生活するうえで湿気てしまった畳を乾かすために他ならないのですが、最近はその光景を見なくなりました。

 

最近の畳は干さなくて良くなったのですか?

最近の畳は湿気なくなったのですか?   違います。

昔の畳も今の畳も、昔の家でも今の家でも生活すれば畳は湿気ますし、その部屋で布団を敷いて寝ていればなおさら干さなくてはなりません。干さないからカビるのは当たり前なのです。

百年の家では、畳の部屋を作るときは、必ず干して下さいとお伝えします。それができないのなら畳はやめましょう。その上で布団を敷いて寝るのは厳禁です。人間の出す水蒸気の量はすごいので、年に2回どころじゃ済まなくなります

和室を作ってもベッドで寝ましょう。それが家にとっても寝る人にとっても健康な住まい方なのです。

岡崎市で新築注文住宅なら百年の家

杉浦 一広