まずは昨年末、住宅156棟という大きな被害になってしまいました新潟県糸魚川市で発生した大火災で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

火災も地震と同じでいつどこで起こるかわからないものですが、近年の住宅火災では、住宅密集地では準耐火・耐火構造が必須とか、郊外でも耐火性能を有した建材などが多用されるようになっていることからかなりの防火対策は進んでいます。

今回の原因は中華料理店が鍋に火をつけたまま出かけた不注意ですが、被害が大きくなった要因としては、この地域特有の強風と隣家と屋根がつながっていたりする昔ながらの店舗の密集地だったことが大きいようです。これが近年の住宅開発地ですと、IHが多いですから空焚きの前に自動で消えますし、法律で隣家との一定距離離れて建てますし、耐火性能の屋根や壁になっていますから、ここまで燃え広がることは少ないかと思います。しかし今から密集地を建てる場合は火災は軒下から燃え移るので、軒の出をゼロにしたいことと、高齢化が進みますからコンロはIHにしておきたいですね。

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杉浦 一広