床暖房とエアコンはどちらが暖かいのか?2019

1、「エアコンより床暖の方が乾燥しない」の理由を知ろう

2、「エアコンより床暖の方が暖かく思う」理由を知ろう

3、「床暖房掛けて羽毛布団で寝るのが一番暖かい」は間違い

4、「エアコンより床暖房の方がお金が掛かる」

 

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ダンボの耳シリーズ

その昔、ユーミンが自宅近くの用賀のデニーズで、聞こえてくる恋愛話をネタにして歌を作っていたのは有名な話

時代は変われど、私がカフェで仕事をしていると隣からマイホームの話が聞こえてくる

しかしその中身は、間違った認識で間違った判定をし、間違った結論と対策で話が終わる事もしばしば。

そんなことがあった場合、ユーミンに習い

それをネタにブログを書いてみるのが「ダンボの耳シリーズ」

少し肌寒くなってきたこの時期、お昼時、3人の女性がお話している

「エアコンは乾燥するからさ、床暖も乾燥するけどエアコンよりマシがだから、床暖にしているよ。床暖房の部屋でみんなで羽毛布団で寝ているのが一番暖かい」

「へ~そうなんだ、いいね~」と昼休みが終わり帰っていく女性たち

すでにそれで住まわれている人はそれでいいと思います

でもそれを聞いて参考にして家を建てようとしている人はちょっと待った~!

何を参考にしてはいけないのかというと

1、「エアコンより床暖の方が乾燥しない」の理由を知ろう

2、「エアコンより床暖の方が暖かく思う」理由を知ろう

3、「床暖房掛けて羽毛布団で寝るのが一番暖かい」は間違い

4、「エアコンより床暖房の方がお金が掛かる」

 

1、「エアコンより床暖の方が乾燥しない」の理由を知ろう

部屋を暖めると空気が乾燥するのは、温度と相対湿度の関係です

空気は温まると保持できる水蒸気の量が増えるので、加湿器などで空気中の水分を増やさない限り、相対湿度は下がって乾燥します

これはエアコンだけでなく、何で暖房しても同じことが起こる自然現象です

床暖房が温めるのは床材だけで、室内空気を温めることが出来ないので、相対湿度が下がらない

なので、「エアコンより床暖房の方が乾燥しない」のではなく、

「エアコンは空気を温めているけど、床暖房は空気を温めていないから」当たり前なのです

空気が乾燥しないと感じるのは、同じ暖房でも室内空気を温められてないからです

2、「エアコンより床暖の方が暖かく感じる」理由を知ろう

エアコンが熱対流で空気を温めるのに対し、床暖房は熱伝導で床材を温め、接着した足の裏などを熱伝導で温めます

密着したところしか温まらないので、床暖房が放射・輻射暖房というのは間違いです

確かに床が冷たいのは不快なので、そこを温かくすると快適というのはわかります

でも床暖房を入れても上はトレーナーや薄いダウンベスト着ているなど

「床だけ温かくすればそれは本当に暖かいのでしょうか?」

本当に温かいのは、日本の初夏や夏の終わり、23~25℃くらいの薄着でも全く寒さを感じない、外で寝ても風邪をひかない環境です

日本の家で一年中そんな状態で住めることがイメージにないので、上着は厚着した状態で足だけ温かければ「暖かい」と思うわけで、ハワイや沖縄、北海道の人からしたら「足しか温かくない、寒くてしょうがない」状態なのです

3、「床暖房掛けて羽毛布団で寝るのが一番暖かい」は間違い

日本人は羽根布団が大好きですね

寒い冬に羽根布団に入ると温かくて幸せを感じます

それもそれでいいのですが、2と同じで、もっと暖かい暮らしがあります

「外は寒い冬でも家の中は暖かく、冬もおなかだけ夏掛けで寝ている」

床暖房では床しか温まりませんが、エアコンなら家の性能次第で家全体を温めることができます

つまり「羽根布団で寝るより、温かい室温で何も掛けずに寝た方が暖かい」

部屋が寒いから羽毛布団が温かく感じるので、部屋が暖かければ何も掛けなくても快適

冷え性の人とかは、家の中に冷たい部分がないので家に居るだけで体温は温まる方に向かいます

羽根布団がいくら温かくても、入っても足が冷たくで寝られないとかがない方が暖かい暮らしと言えます

 

4、「エアコンより床暖房の方がお金が掛かる」

エアコンは外気を圧縮して熱を発生させ、その熱を暖房に使いますが、電気エネルギーは、ポンプで圧縮するためにだけ使い使ったエネルギーの4~5倍の熱を室内に生み出します

床暖房は、もう電気式を使う人はいないと思いますが、ほとんどは液体を温めてポンプで循環させるもので、投入したエネルギーの1倍以下の熱を生み出します

エネルギー効率が悪い上に床材しか温めることが出来ません

ひざ掛けを掛けて暖かいよりも、何も掛けなくても温かい方が自然な温かさです

床暖房でよくあること

床暖房はその構造上、作り出した熱を床下に放熱してしまうので、床下の断熱は必ずキッチリするべきものですが、この最低気温が19℃くらいの時期に床暖房が装備されている家なのに床暖房をつけるくらい床が冷たいのは、妙な話です

もしかしたら床下の断熱が不十分とか、もしかしたら断熱していないことがあります

もし断熱していないと、発熱した熱のほとんどは床下に放熱され、床下は外気が通っているのでまるで外を温めるためにお金を払っているようなものです

以前、この話を聞いた方が自分で床の断熱をしたところ、

前は設定温度30度にしてもぜんぜん暖かくならなかったのに、断熱したらあっという間に温かくなってサーモスタットが効いて切れたと言っています

床暖房は設備代、工事代、ランニングコスト、メンテナンスとすべてエアコンよりも高価です。何より、必ずいつか壊れますが、もし壊れたら?その床暖房ってどうするんですか?

 

せっかくマイホームを建てるのなら

せっかくこれからマイホームを建てるなら正しい知識で快適に過ごしましょう

「床暖房はもう本当に使うのはやめましょう」と建築学会のセミナーでいろんな教授が全国の建築士に言うくらい最も非省エネな建材です

そんなもう既に当たり前のことなのですが、「床暖房完備と書いた方が売れる」ので、とても残念な家が今も建ち続けています

 

最も効率の良い暖房機エアコンは、なんと冷房もできます!

冬も夏もこれだけで過ごせるのはエアコンだけ

エアコンで家が温かくならないのは、残念ながら寒い家だからです。
今から建てるのに床暖房が標準装備の家は、エアコンだけじゃ温かくならない床暖房をつけないと寒い家ということ

床暖房をつけても結局他の暖房も使っている家が実際に沢山あります

必要暖房能力は防湿(気密)性能と断熱性能と間取りで決まる

エアコンが少ないエネルギーで生み出した貴重な熱を大切に貯める技術が防湿(気密)性能と断熱性能と間取りです

6畳用のエアコンで百年の家では最大40畳くらいカバーしますし、朝晩だけが肌寒い時期は、つけっぱなしでも昼間はほとんど止まっていて、寒くなる夕方から自動で稼働し室温を23~25℃に保ってくれます

羽根布団やひざ掛けは必要ありませんし、家のどこかが寒かったり冷たかったり感じることがありません

これから寒くなってきますので、

ものさし塾や見学会で皆さんによりご理解頂ける機会が増えると思います

これから家を建てられるのなら、ぜひ、本当の意味暖かい自由な広く使える百年の家をご検討ください

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マイホーム計画中の人に知って欲しい

あなたが素敵な家を建て、幸せに暮らすために必要なことは

・住宅会社のチラシを集める

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